大体の場合はトラックはローンを組んでから購入しますが、場合によっては返済中でも売らないといけないこともあります。例えば60回の分割払いで50回まで返済が終わっていても、借り入れ額を完済するまではローンで買った車は売ることが出来ないのが基本的なローンの仕組みです。ただ、条件が揃えばローンの返済中でも使っている車を買取に出すことはできないことはなく、事業者が売ってから事業から撤退したり新しい車へ乗り換えすることも出来ます。ローンを組んで購入した車が完済するまで売れないのは、所有権がローン会社へ貴族しているためです。

車検証に所有者と使用者が明記されていて返済をしていると車検証内の所有者欄に借りた会社の社名が記載され、利用者の名義は仕様車欄へ記載されてます。利用者が問題なく返済すれば使用権を行使して乗れますが、複数回返せなくなって滞るなどすると契約不履行と判断されたら、ローン会社が所有権を行使します。行使すると車も引き上げられて引き上げた車を売却して残金清算を行い、売却したお金で残金の清算が出来ないときは利用者へ差額の一括清算を求めるほど所有権は強いです。そのため所有権も利用者が持たないと売ることは不可です。

トラックの買取をしてもらうには、まずは他社で借り換えをしてから一括返済することで、最初に組んだところより低金利の銀行ローンなどにすれば、返済中でも売ることも出来て毎月の返済も減らせます。乗り換えが必要になってトラックの買取をしてもらいたい場合、今返済中のローンを上乗せしてから所有権解除をしてもらう方法もあります。これだと乗り換えする車の購入費と売る車のローン残高が合算されて借入額は上がりますが、利用者は売った資金は手に入るので返済にそれを充てることも可能です。