バイクの買取価格は「相場」を参考にして決められていますが、全ての買取業者が同じ基準価格を用いてバイクの査定をしている訳ではありません。バイク自体の評価基準に関しても同様ですが、相場に対して買取業者が独自に設定する買取基準価格は異なっていて、場合によっては10万円以上の差が出ることもあります。もっとも、この基準価格は内部の人間にしか分からないことで、利用者があらかじめ基準価格を把握して買取業者選びを行うことは出来ません。明確な基準価格ではなく「推測される基準価格」を基にしてバイク買取業者を比較することになるため、「どの程度正確な推測が出来ているか」が結果に大きく影響します。

バイク買取業者の基準価格を推測する要因となるのは「買取実績」に他なりませんが、自身が査定を受けるバイクと「車種・年式・状態」などの様々な点が近くなければ参考になりません。全く同じバイクというのは世に二台と存在していませんが、だとしてもできる限り近い状態の結果を参考にする必要があります。すんなりとそういった実績が見つかれば良いのですが、直近で行われたバイク買取査定の結果ではなく「いつの結果か定かではない情報」「古い情報」に関しては、全く情報が無い状態とほとんど変わらない為、他の方法で基準を推測することになります。その際、比較的根拠がはっきりする方法が「販売価格を参考にする方法」です。

販売価格からコスト分などを引いた金額が大よそ30～40％になるため、この金額が買取金額となる可能性が高いです。