低年式トラックの買取事情

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トラック自動車関連買取

中古で出回っているトラックの買取状況を見ると、どうしても年式が新しければ新しいほど高い額で買い取られていることがわかります。十年程度のものなら百万以上で、二十年以上前のものなら数十万程度というのが相場とも見えてきます。そういう現状を見てしまうと、やはり年式の古いトラックというのはあまり需要がないものなのかと思ってしまいそうです。低年式のトラックは日本国内だと実質的に値打ちがなく、買取を頼むようなレベルのものではなくて廃車にした方がいいようなものと判断されるように見えますですが、実際には全然そんなことはありません。

新しければ新しいほどいいというのは日本国内のみでの話です。東南アジアなど海外の方に行くと、低年式の古いタイプのトラックの方が高い需要があり、そちらの方を好んで乗りたがる人も数多くいます。それを見込んで専門の業者が買取をしていく例も日常的です。でも、どうしてその国の人たちは低年式と呼ばれるものを好むのでしょうか。

貧しい国で日本人なら捨てるようなものをありがたがっているということになるのかとも想像してしまうかもしれません。実際にはそういう経済的な問題ではなく、整備のしやすさから低年式となる古い型のものが好まれています。新しいものになってしまうとその国にうまく整備をできる人材が少なく、かえって古い型のものの方が故障した時の修理もしやすく、部品なども用意しやすいという現状ができています。そのように国によって乗りやすい型の違いというものがあるため、古い型だといっても新型以上に価値のつく場所というものが存在しているのです。

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